朝夕の冷え込みとともに霊園は秋本番を迎えています。郷愁の秋、私ごとながら先日あったチョットした出来事にふれてみたい。
私、昭和22年生まれ、戦後のベビーブーマーで「団塊の世代」の始まりの年代です。朽ちかけた教室に55人が入るすし詰めの教室に入学してから、進学・就職・所帯を持って、子や孫の誕生……
高度成長期とバブルの崩壊を経て、現役からリタイア。いつの間にか同窓会も友人の逝去報告と黙禱から始まるようになってきた。
周りには同い年が多くいて競争してきたが、なかには特別親密な友人がいた。
嬉しい時や苦しい時によく話し合っていた。浄土へ旅立ったあの友だちならどう言ってくれるか、どう反応してくれるであろうか。良く似た思い出を話し合える仲間がだんだん減っていく。
逝去後にすぐに携帯の電話帳から消すのは忍びなくそのままにしていた。
ある時、電話帳を整理中、間違って発信ボタンを押した。突然の鳴動でもたついていると、なんと懐かしい声がした。
あっ、どうしてや……そらみみか、はたまたワシ、とうとうボケたか……
だが、事は現実だった。声の主は故人の息子さんだった。
しどろもどろに聞いたのは、生前、父親が愛用していた品物を簡単に始末できなかったようだった。亡くなったことを知らない方から連絡を受けることもできるので電話番号を消さずそのまま残していた、という。そのことを聞き、また感激のひとときでした。
(とむくん)
秋になって日が暮れるのが早くなりました。仕事終わりに空を見上げると、きれいな夕焼け空を見られる日が増えてきました。清少納言の「枕草子」に、うつくしきもののひとつとして夕暮れが挙げられていますが、千年も前の人と同じものを見て共感できることで親近感を覚えます。千年経っても変わらないものもあるんだなぁとしみじみ思いつつ、秋の夕焼けを満喫しています。
そして、秋になって目にすることが多くなるのが、当霊園のシンボル・雪見灯籠の灯りです。日が暮れると同時に自動的に点灯する仕組みになっていますが、夏はなかなか日が暮れないため見ることができません。秋になって、紅葉した木々の向こうで灯りを燈す雪見灯籠は、なかなか風情があっていいものです。ただ、霊園内には灯りがほとんどないため、夜になると足元が暗く、どこが地面なのか分からない状態になり平衡感覚がおかしくなるため危険なのでおすすめはしません。
(田子)
10月30日、今年も恒例となりました第7回当霊園理事長杯グランドゴルフ大会が開催されました。前日の雨から一転、秋晴れの清々しい天候に恵まれました。参加者は男性28名、女性19名、あわせて47名。選手のみなさんは集合時間よりかなり早くから続々とやって来られ、やる気満々の活気のある雰囲気が子供の頃の運動会を思い出させました。
過去2年は女性陣が優勝され、力よりも技術が勝ったという感想を抱いていましたが、今年は男性陣が1~3位を独占、大躍進を遂げました!!とは言え、3~6位は女性陣が後続しており油断は禁物です。
結果成績としては1位~47位と並ぶわけですが、スコアの打数合計だけで比較すると同率の方がなんと多いこと!打数が同数なら、ホールインワンの数、2打の数、それでも同率なら生年月日の早い順(ご長寿順!)で順位を決定しています。一見和やかな雰囲気ですが、一打一打が順位を3つ4つと上下する『一球入魂』のガチンコ勝負なのです。
試合後、成績を記入している大看板をソワソワと注視されている人の群れは、入試発表のドキドキ感を思わせるようなひとときでした。
第7回 理事長杯グランドゴルフ大会 結果
第1位 | 柏原 紀久 | 様 (健友会) |
第2位 | 髙木 滋 | 様 (一里山GGC会) |
第3位 | 松田 | 様 (平成10会) |
おめでとうございます!
(うめ)
この度、当霊園開園30年にして初の広告を掲載しました!
ご存知の方も多い「滋賀リビング新聞」2019年9月21日発行1691号7ページに掲載されています。
石材店発行の広告は、たびたび目にされているかもしれませんが、霊園発行の広告は初めてなんです。私も驚きました。
30年もの間、広告無しで新しい使用者様にご来園いただいていたことには大変感謝いたします。近隣でありながら当霊園の存在をご存じない方々がまだまだおられることを皆様のお話から実感し、掲載する運びとなりました。
企画をしていて「人に伝えることの難しさ」を実感しました。比叡山を正面の全体写真はドローンで撮ったとっておきの1枚です。環境の良さとロケーション、上手く伝わっているか心配です。
既に古新聞となっている方もあるかもしれませんが、ちょっと戻ってご覧いただければうれしいです。
(うめ)
見上げれば、青い空、白い雲。本日は日本全国秋晴れです。
そんな中で、当園グラウンドゴルフ場にて、月1恒例の草刈作業と、今年度初めての禿地部分の土入れ作業が行われました。集合時間は、9時。参加者は、霊園役員さんとグラウンドゴルフ場利用団体のうち地元の瀬田一里山のみなさん30名。
先月は雨天中止で、2か月ぶりの草刈作業。いつもより雑草も芝生も伸びて、なかなかの手ごわさ。そこで、今回は秘密兵器、芝刈り機!を投入です。当園敷地内の美観維持管理業務をお願いしている造園業者さん所有のものをお借りしました!作業後の芝目がとても美しく、そして、はやい。さすが文明の利器です!
霊園役員さんからのトリビア情報を1つご紹介。刈り取った後の細かい芝は、田んぼや畑の肥料になるそうです。残念ながら私は非農家なのでこれを利用することは適いませんが、なんでも無駄なく使う先人の知恵に感心しきりです。
草刈作業は10時過ぎに終了し、軽トラック1台分の成果物ができました。
暑い中ご参加いただきましたみなさん、ありがとうございました。
(田子)
当園は、おかげさまで開園30周年を迎えることになり、ほぼ4,000家の方々にご利用頂く大霊園に成長させていただくことができました。ありがとうございます。
これからもご使用・ご来園いただくみなさまに寄り添い、感謝の気持ちをお伝えできる30周年記念事業として、以前よりご要望の高かった「総合休憩所・多機能便所新築」を企画し、先月8月29日に無事起工式を終え、来春3月竣工予定の工事が始まりました!
休憩所は冷暖房完備、自動販売機の設置、3面ガラス張りで比叡山を眺めながら休憩いただけます。墓前行事やお墓参りのひととき、「ホッ」としていただける空間をお届けできることでしょう。
また、正面には大きな庇(ひさし)を設けるなど催事の雨天時の有効活用も、と考えています。
多機能便所は、男女別でさらに多目的便所を設置して車椅子使用者、オストメイト、乳幼児連れの方などの使用に配慮しより快適にご使用いただける環境づくりをめざします。
工事期間中は、駐車スペースの縮小等ご不便をおかけいたしますがご理解のほどよろしくお願い致します。
(うめ)
「咲いてるやん!」
と、いつもの通勤途中さるすべりの花を見つけて車をバックしました。
2年前の2017年9月28日に『創立30周年記念事業』として、霊園南門道路に約40本の「百日紅(さるすべり)」の木をピンクと白を交互に植樹しました。満開になった並木道の風景を想像しながら...
日当たりが良いとは言えない場所でもあり、昨年は葉っぱのみで「まだ1年目だから無理かな。」と想定内の結果に納得。
今年7月に入り、実家の百日紅が今年は花つきが良く早々に満開を迎えているのを見て、毎日見ている霊園の百日紅との違いに少し諦めモードでした。今年もダメかな...と。
そんな時に緑の中の小さなピンク色を見つけました!
花をつけていたのは、記念碑の横で霊園の役員さんが式典で植樹した木!愛情を込めて植えていただいたおかげでしょうか。他の木も順番に調べていくとつぼみをつけた木がもう1本。これもピンク色でした。それもこの幹には、まだ羽が縮んでいる飛び立つ前のセミが止まっていました。百日紅が霊園の一部であると自然にも認められているような気がして嬉しくなりました。
造園屋さんに報告すると、生育が遅く首をかしげる状況のようです。でも、人間も一人一人個性があるように、樹木だって一本一本違います。ゆっくりでも着実に育ってくれればいつか満開の並木道が見られる時が来ると信じています。この百日紅のように、霊園も一歩一歩堅実にみなさまに愛される霊園として進んでいきたいです。
(うめ)
本日、梅雨が明けました!お隣の京都では早速今年初めての猛暑日(35.5度)を記録。夏の到来です。
暦の上では「お盆・盂蘭盆会」は7月。ところが、私たちの生活する関西地域では慣例的に月遅れの8月にお盆のまつりごとを営んでいます。そのようななか、私たちにとって梅雨明け宣言は、「即、お盆を迎えるための準備」へとせかされる転換点。少しでも気持ちよくと、園内の草刈作業に追われる毎日ですが……。
恒例になりつつある地蔵盆まつりの広報ちらしができあがりました。
夏の終わりのひととき、霊園の地蔵盆にお参りいただきますようご案内いたします。
詳細は次報でまた!
(田子)
「
同古墳群は、世界最大級の前方後円墳、仁徳天皇陵古墳(
こうなると、ちょっと行ってみたくなりますよね。ということで調べてみました。仁徳天皇陵古墳は、堺市役所21階にある展望ロビーから見ることができ、入場無料だそうです。最寄りのJR瀬田駅からだと、片道2時間あれば行けるでしょうか。
今回の登録で世界が注目、観光客の増加が期待されます。古墳をモチーフにしたお菓子などの食品、グッズなどがたくさん出てくることでしょう。
世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」と比較するのもおこがましいですが、ともにお墓つながり。古墳ブームにあやかり、当霊園でも何かないかと探してみました。それが左の写真です。あっ、鍵穴の方が似てるとか言わないでくださいね。2000年後に「瀬田南大萱霊園が世界遺産に!」-それはないか……。
ともあれ、登録おめでとうございます。
(田子)
今年の近畿地方の梅雨入りは、6月26日(水)でした。なんでも記録が残る昭和26(1951)年以降で最も遅く、61年ぶりの記録更新となったそうです。
そして梅雨入りした途端、毎日のように雨が降り、洗濯物が乾かなかったり、蒸し暑くて湿気で肌がベタベタしたりで、不快指数MAXなところへ、霊園役員さんが、ご自身で丹精されたゴージャスなゆりの花を届けてくださいました。玄関に飾らせていただいてますが、つぼみだった花が次々に咲き、あまやかな香りが事務所内に広がって、とても華やかで明るい雰囲気になっています。今日も曇り空ですが、気分は晴れ晴れです……よ?
(田子)
来月5月には、「平成」の時代が終わりを告げ、「令和」の新しい時代が始まります。
そうした中で、4月5日平成最後の「春の研修会(さくらまつり)」が、400人をこえる地域住民の皆さんや子供たちの参加のもと、にぎやかに開催されました。当日は温かい日差しのもと天候に恵まれ、さくらも三分咲きでみなさんを歓迎してくれました。
まずは、善念寺ご住職・治田義章様から「花びらは散っても 花は散らない」と題してご講話をいただきました。「形は滅びても人は死なぬ」と続きますが、「人は死ぬことによって肉体的には消えても、その人を哀しみ、とむらう者がいる限りその人の花は散らない。」など、さくらの花を前にして、大変貴重なお話を伺いました。
続いては、ひかり保育園、大将軍ひかり保育園をこの3月に卒園されたみなさんによる和太鼓の演奏をしてもらいました。みなさん大変元気で、ピカピカの一年生として更に大きく羽ばたいてほしいと願いました。
最後には、はじめての試みとして、マジシャン ジャスパー瀧口さんをお招きして子供向けマジックショーを楽しんでもらいました。近くのこども園の園児のみなさんの参加もあり、大変な盛り上がりでした。
イベントの間には、霊園名物のおたのしみ屋台で「あったかうどん」、「ほかほか焼き芋」、JAご提供の「ポン菓子」などを楽しんでいただきました。
多くの皆さんのご支援のもと、今年の「春の研修会(さくらまつり)」を成功裏に終えることができました。「令和」の時代も地域のみなさんとともに歩む「瀬田南大萱霊園」として、更なる努力を続けていきたいと思います。
(さか)
ご講話 治田義章住職
和太鼓演奏
マジック ジャスパー瀧口氏
ある日、霊園から家へ帰ると、5歳の女の子の外孫が遊びに来ていました。
「ただいま!!」と声を掛けると、怪訝そうな顔をして、「おじいちゃん、この頃、私が遊びに来た時、いつも外から帰ってくるね。どこへ行っているの?」と問いかけてきました。一瞬どう答えようかと迷いましたが、とっさに「爺々ちゃんと婆々ちゃんのお墓へ参ってきたんだよ!」と応えると、「二人元気にしてはったか?」と問いました。
孫は私の返事をどのように受け止めたのか未だ理解ができていませんが、問いかけの気持ちを察するに、二人は元気に生きてお墓で暮らしているものと思ってのやりとりだったのかなと思いました。
春のお彼岸が近づいてきました。これを機会に孫を連れてゆっくりと先祖さんのお墓参りをしようと思ったひとコマでした。
(とむくん)